はじめに #
このガイドラインは、OSECHIを使った活動を進める上での基本的な考え方と、いくつかのお願いをまとめたものです。 厳格なルールとして運用するものではありませんので、具体的な活動の中で迷ったときの参考としてご活用ください。
1. コミュニティの目的と価値観 #
OSECHIコミュニティは、小型宇宙線検出器OSECHIの開発・活用を通じて、教育や科学普及を推進することを目的としています。 大学や研究機関の研究者やアウトリーチ担当者、学校の先生や生徒など、立場を問わず参加できる環境を大切にしています。
活動にあたっては、安全に配慮しながら、互いを尊重し、協力し合って取り組んでいただくことを心がけてください。
2. コミュニティの構成 #
OSECHIコミュニティでは、活動内容や責任の範囲に応じて、いくつかの役割があります。
- コアメンバー ― OSECHIプロジェクトの立ち上げ、運営、方針の検討・決定を担うメンバーです。コミュニティ全体に関わる判断や、外部との連携において中心的な役割を担います。
- 開発チーム ― 検出器の設計やソフトウェア開発など、OSECHIの技術的な基盤を支えるメンバーです。開発や改善に関する実務を主に担います。
- ユーザーグループ ― OSECHIを使った測定、教育活動、ワークショップなどに取り組むメンバーです。実際の活用やフィードバックを通じて、コミュニティの広がりや発展に重要な役割を果たします。
これらの役割は活動内容に応じて重なり合うこともあります。
3. コミュニケーションと行動の指針 #
OSECHIコミュニティで活動する際には、オープンでフレンドリーなコミュニケーションを大切にしてください。
- 立場や経験に関係なく、お互いを尊重したコミュニケーションを心がけてください
- 初心者の質問や相談も歓迎し、安心して参加できる環境づくりにご協力ください
- 不快に感じる言動や攻撃的な行為は控えるようお願いします
- 迷ったときは、遠慮なく相談してください
情報共有は主にDiscordなどのオンラインツールを利用します。 写真や動画を共有する際は、写っている人の許可を得るようにしてください。 コミュニティ外への発信においても、同様の配慮を心がけてください。
4. 参加方法と関わり方 #
- 紹介制 ― 既存メンバーからの紹介で参加できます
- 費用 ― コミュニティに参加する費用はかかりません。ただし、装置の開発費などは自己負担です
- 関わり方 ― オンライン・オフラインともに、自由に参加できます
安心して交流できる環境を保つため、当面は「紹介制」を採用しています。 その上で、どなたでも参加できる開かれたコミュニティでありたいと考えています。
ワークショップの運営や教材づくり、開発・改善のアイデア共有、活動の発信など、さまざまな形での参加を歓迎します。 教育現場での活用を通じて、新しい学びや活動が生まれることも期待しています。
小さなことからで構いません。「やってみたい」という気持ちから始まる関わり方を大切にしていただけると嬉しいです。
5. 安全と責任 #
- 検出器の製作は、個人の責任のもとで安全に実施してください
- 高電圧やはんだ付けなど、危険を伴う作業には十分に注意してください
- ワークショップなど、活動内容に応じて適切な安全対策を行ってください
各種活動において発生したトラブルについては、基本的に当事者それぞれの責任のもとで対応することを前提としています。
6. 物品の貸し借り #
個人で製作した検出器の貸し借りは、当事者間の合意と責任のもとで行ってください。 破損や紛失時の取り扱いについても、事前に確認しておくことをおすすめします。
科研費や研究助成金などの公費で製作した検出器に関しては、主担当機関およびコアメンバーで管理します。 これらの機材の貸し出しについては、今後定める管理ルールに基づいて運用します。必要に応じて、借用書などによる管理を行います。
7. ワークショップ開催 #
OSECHIを使ったワークショップは、主催者の裁量で自由に開催していただいて構いません。 ただし、ワークショップで発生したトラブルについては、主催者の責任のもとで対応することを基本としてください。
開催後は、簡単なレポート形式でご報告いただき、コミュニティの活動事例として共有してください。 その際に写真や動画を使用する場合は、写っている人の許可を得るようにしてください。とくに参加者が含まれる場合には、事前に説明を行うなど丁寧な対応を心がけてください。
8. 成果発信・論文発表 #
学会や学術論文として発表する場合には、事前にコアメンバーに相談し、実際の貢献度に応じた適切なオーサーシップに基づいて対応してください。 OSECHIプロジェクトや関連する活動については、謝辞などで言及していただくことを基本としています。その上で、取り組みを進める上で明確な貢献があった場合には、開発グループ全体や個々のメンバーを著者に含めてください。
ウェブ記事やSNSなどで活動の成果を発信する場合は、OSECHIをもとにした取り組みであることが分かる形でクレジットを示し、可能な範囲でコミュニティの活動事例として共有してください。
謝辞の記載例 #
- 日本語:本活動はOSECHIプロジェクトの支援を受けたものです。
- 英語:This work was supported by the OSECHI project.
9. 相談と対応 #
本ガイドラインに明示されていないケースや判断に迷う場合については、コアメンバーに相談してください。状況に応じて柔軟に対応します。
10. 免責事項 #
このガイドラインの内容は、今後変更される可能性があります。
コアメンバー:上野、中森、庄子、将太、吉岡