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OSECHIを持って古墳の中へ 〜早稲田本庄高校と連携した宇宙線測定〜

目次

2023年8月9日から10日にかけて、埼玉県本庄市の秋山庚申塚古墳にて、OSECHIグループが早稲田大学本庄高等学院と連携し、OSECHIを用いた古墳の実測研究を行いました。

秋山庚申塚古墳は、6世紀後半に築造された直径約34m・高さ約5mの円墳で、南南西に開口する横穴式石室(全長約7.7m)を持ちます。 本庄市指定史跡・埼玉県選定重要遺跡「秋山古墳群」を構成する古墳の1つで、内部の構造がすでに分かっています。

今回は本庄市に事前手続きを行い、内部で測定させてもらいました。 OSECHIを古墳内に設置し、機器がきちんと動作するかどうかを検証するのが目的です。 回路を含めた検出器一式が重箱に収められているOSECHIならではの携行性を活かし、古墳内部という特殊な環境での一晩にわたる測定に挑みました。

測定の結果、途中で原因不明のレート増加が見られ、回路の設計や測定ファームウェアの安定性をさらに高める必要があることが分かりました。 次回以降は、古墳内に設置したOSECHIを入り口側と奥側(壁側)に向けて測定し、宇宙線から生じるミューオン粒子の貫通力を利用して物質量を非破壊で調べる「ミューオグラフィ」の手法で、検出レートの差を捉えられるかを目指します。

実測には、早稲田大学本庄高等学院、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、山形大学、大阪大学、総合研究大学院大学(総研大)のメンバーが集結し、早大本庄の生徒も見学として立ち会いました。

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著者
Shota Takahashi
Science Communicator at KMI

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